自分の気持ちを伝えておくと家族は助かる
2018年08月02日
自分が死んだときどうなるかを考えるのはいつ頃になるかです。年齢的には30歳や40歳ぐらいだと考えつかないかもしれません。還暦といえば以前は老後と言われていましたが、今は仕事をしている人も多く元気な人も多いです。
最初に意識をし出すのは同年代の人が亡くなったときのようです。友人や知り合いで年齢が近い人が亡くなると、自分も考えないといけないと感じるようになります。自分が亡くなったときの用意を終活と言います。まず法的な手続きとして遺言書の作成があります。
これは遺産相続などを行うとき、法的な意味を持つ書類になります。仲がいいのでもめそうにないと考えるかもしれませんが、いざ資産を分割するとなるとそれぞれが自分の有利になるようにしたいと考えます。遺言書があれば基本的にはその通りに遺産分割しないといけなくなります。
それ以外に作成しておきたいのが遺書です。よく似た言葉ですが実際は少し異なります。こちらは法的な意味を持たない書類で、自分の気持ちを伝えておくのに良いとされています。葬儀をどうしてほしい、お墓をどうしてほしいなどは実際に行う人が決めます。希望が残されていると、故人の遺志を尊重してもらえるかもしれません。法的な意味合いはないので、書式に決まりはありません。